働きたくない。でもお金がない──それでも、今できることはある。

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働きたくない。でもお金がない──それでも、今できることはある。

「働きたくない」──その気持ちは、ボクにもよくわかる。

朝起きて、顔を洗って、会社に行って、意味があるのかもわからない会議を聞いて、心を無にしてパソコンを叩く。

家に帰れば「また明日が来る」というだけの、永遠みたいなサイクル。

疲れたとか、しんどいとか、そういうレベルじゃない。

もう、働くこと自体がイヤなのだ。

でも、同時に「お金がない」。

「働きたくない」と「働かないでいい」は、まったく別の話。

生きるには、どうしても現実と向き合わないといけない瞬間がある。

そんなふうに、逃げたい気持ちと生活の間で引き裂かれている人に、今日は何かヒントになればと思って、この言葉を書いている。

「働きたくない」は甘えじゃない

まず最初に伝えたい。

「働きたくない」は、甘えでも、逃げでも、ダメなことでもない。

それは、今の働き方があなたに合ってないという、れっきとした“サイン”だ。

無理やりポジティブに捉える必要なんて、ない。

ブラックな職場で心をすり減らしたり、理不尽な人間関係で常にストレスを感じたり。

それでも「がんばらなきゃ」「自分が弱いだけ」と思い込んできた人ほど、限界を通り越してしまいやすい。

ボクのまわりにもいた。「働きたくない」と言えず、突然音信不通になった人たち。

でもそれって、単なる“逃げ”じゃない。

心が出した最後のサインだったんだと思う。

「働かないと生きられない」のは確かだけど

もちろん、お金が必要だ。

家賃、水道光熱費、食費、スマホ代。黙っていても請求は来る。

問題は、「じゃあどんな働き方が、自分にとって限界じゃないのか?」ということ。

フルタイムでスーツを着て出勤するだけが“仕事”じゃない。

例えば──

  • 誰にも会わずにできる在宅タスクワーク
  • 1日単位で終わる日雇いの軽作業
  • 気分が戻るまでの、少しの休息

こういう選択肢は、少し前までは「逃げ」や「負け」と言われがちだったけれど、今は違う。

むしろ、いかに「無理せず働くか」「自分を守る働き方を選ぶか」が問われる時代になってきた。

働かずに生きる方法なんて、実はない

冷静に言うと、「働かずに一生生きる」なんて方法は、そう簡単にあるもんじゃない。

資産があればFIREできるかもしれないし、家族に頼れる人もいるかもしれない。

でも、多くの人にとって、働かないという選択は“長期的には成立しない”。

だからこそ大事なのは、

「いかに働かずに済ませるか」じゃなく、

「いかに“働きたくない”という気持ちを壊さずに、生活をつなげるか」。

そこに目を向けてほしい。

「少しだけ働く」でもいい

毎日働けなくてもいい。週に1回でも、1時間でも、1タスクでも。

「少し働いたら、少し安心できた」

「誰とも話さなくてよかったから続けられた」

そんな小さな成功体験を積むことが、次の一歩につながる。

大切なのは、周りと比べないこと。

誰かが週5でフルタイムで働いていようが、あなたが今日生き延びたことの方が、よっぽど大切だ。


ニゲル

フルタイムって無理

「逃げるように暮らす」ことだって、立派な人生だ

「ずっと逃げてる気がする」

そんなふうに自分を責めてしまう人もいるかもしれない。

でもボクは思う。

逃げることは、生きるための立派な戦略だ。

むしろ、「壊れてまで働いた人」の方が、もっと早く逃げればよかったのにって思う。

逃げながらでも、細くても、暮らせればそれでいい。

誰かに勝つ必要なんて、どこにもない。

最後に

働きたくない。
お金がない。
逃げたい。

そんな気持ちを持ってる自分を、まず責めないでほしい。

生き方には、無数のグラデーションがある。

正社員とかフリーランスとか、社会の枠にハマらなくたっていい。

大丈夫。

今は「働けない」と思っていても、いつか「ああ、これならやってもいいかな」と思える日がくるかもしれない。

それまでは、逃げてもいこう!

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